光一（右）と剛はDOMOTOになってもファンとともに歩み続ける＝2013年撮影

人気デュオ、KinKi KidsがDOMOTOに改名することが31日、分かった。関係者によると、メンバーの堂本剛（45）が2024年3月末にSMILE-UP．（旧ジャニーズ事務所）を退所したことなどを機に、堂本光一（46）と話し合い決意。新たなデュオ名での活動開始日は、キンキとしてデビュー丸28年を迎える25年7月21日に最後のベストアルバムを発売後とみられる。 【写真】絆を確かめるかのように手を伸ばし合う剛と光一 光一と剛がKinKi Kidsのアイドル人生を全うし、DOMOTOとして新たな道をスタートさせる。 関係者によると、2人は話し合いのもとで新デュオ名の候補を3つに絞り、24年12月に入ってからDOMOTOに決定。25年元日の京セラドーム大阪、1月12、13日の東京ドーム公演はKinKi　Kidsとしてステージに立つ。 1997年7月にシングル「硝子の少年」、アルバム「A album」のCD同時発売でデビューしてから支え続けてくれたファンに感謝を伝えるべく、ベストアルバムの発売も。リリース日はデビュー記念日の25年7月21日が有力で、発売後にDOMOTOとして活動する見通しだ。 事の発端はジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川元社長（19年7月死去、享年87）による性加害問題。事態を受け、同事務所は23年10月にSMILE-UP．という名の補償会社になり、将来的な廃業を発表。マネジメント業務は新会社のSTARTO ENTERTAINMENTに引き継がれたが、ジャニーズWESTからWEST．など3組が改名せざるを得ず、所属タレントへの影響も大きかった。 光一は恩師の性加害問題について、23年10月の会見で「（体に）刻まれたものを十字架にして背負っていく」と苦しい胸中を吐露。「剛くんとグループ名を変えてもいいという話まで出た」と告白していた。 ジャニー氏との関係が近かったのは剛も同じ。17年から左耳の突発性難聴を抱えていたこともあり、24年3月末に「環境を大きく変化させる必要があると感じ、人生の新しいフィールドへと進む」と退所した。 改名後の活動はどうなるのか。関係者は「コンサートでKinKi　Kidsの楽曲は歌えるが、発売するCDには収録できないのでは」と解説。光一は24年11月の主演ミュージカル「Endless SHOCK」大千秋楽の会見で「まだ契約（書）にサインしていない」と発言していたが、関係者は「改名後も光一さんはSTARTOに所属する」と話した。

デュオ名が変わっても、光一や剛とファンの絆は不変。DOMOTOの歴史が始まる。