ロイヤルズ、連夜の1点差勝利でディビジョンシリーズ進出 首位打者ウィットJr.が2戦連続の決勝打
● オリオールズ 1-2 ロイヤルズ ○ <現地時間10月2日 オリオールパーク・アット・カムデンヤーズ> カンザスシティ・ロイヤルズがワイルドカード1番手のオリオールズに2試合連続で1点差勝利。敵地2連勝でディビジョンシリーズ進出を決めた。 初戦を制したロイヤルズは初回、先頭打者マイケル・マッシーの二塁打から一死三塁と早速チャンスを作り、3番ビニー・パスクァンティーノの適時打で先制。8月末に骨折を負い、ポストシーズンで約1ヶ月ぶり復帰を果たした主砲の一打で幸先良く1点をリードした。 今季16勝のベテラン右腕セス・ルーゴは4回まで無失点に抑えるも、5回裏の先頭打者ムリンスに同点のソロ本塁打を被弾。さらに無死満塁のピンチを招いたが、3番サンタンダーを一飛に打ち取って降板すると、2番手左腕アンヘル・セルパが4番カウザーを空振り三振、5番ラッチマンを遊ゴロに仕留めて火消し成功。同点で踏みとどまった。 直後の6回表、二死一、三塁の好機を迎えると、2番ボビー・ウィットJr.が5番手右腕カノから二遊間深くへ打球を運び、2戦連続となる決勝適時打。この1点をリリーフ4投手で守り、最終回は守護神ルーカス・エルセグが2戦連続セーブ。レギュラーシーズンでリーグ2位の得点数を記録した強力オリオールズ打線を2戦18イニングでわずか1点に封じ込んだ。 次ラウンドはア・リーグ最高勝率の東地区王者ヤンキースと対戦。ワールドシリーズ制覇を果たした2015年以来となるディビジョンシリーズは日本時間10月6日、敵地ニューヨークで開幕する。
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