その額1200億円以上! バーニー・エクレストン、2023年のイギリス高額納税者番付で2位に。隠し財産発覚による追徴課税が影響
元F1名誉会長のバーニー・エクレストンが、2023年のイギリス高額納税者リストの2位になったことが分かった。 【ライブ配信】motorsport.cast特別編:F1ジャーナリスト尾張正博が語る”F1現地取材” 英国サンデー・タイムズ紙の報じたところによれば、エクレストンは2023年に6億5260万ポンド(約1219億3000万円)を納税。この額は、6億6450万ポンド(約1241億5000万円)を納税したロシア生まれの金融トレーダー、アレックス・ゲルコ氏に次ぐ、2番目に高額な納税額だったという。 エクレストンは昨年10月、シンガポールに4億ポンド(約747億3000万円)の隠し財産があったことが発覚したことで、懲役17ヵ月、執行猶予2年という判決を受けた。また18年分の追徴課税として、6億ポンド(約1120億9800万円)以上をHMRC(イギリス歳入関税庁)に収めたことで和解したとの報道もあった。 この追徴課税も含めた結果、2023年の納税額が莫大な額になったと思われる。 今回の納税者リストを作成したロバート・ワッツ氏も、次のようにコメントしている。 「今年(2023年)に6億5260万ポンドを納税したバーニー・エクレストンは、一度限りの高額納税者入りを果たした。その支払いがなければ、今年の納税額は、前回よりも下がっていただろう」 エクレストンは既にF1の表舞台から退いているものの、推定で25億ポンド(約4670億円)の純資産を持っていると言われている。
motorsport.com日本版