えっ…車の中なのに「孫ちゃんを抱っこしたい」 チャイルドシートを使わない義母に激怒
●動画や画像で危険を伝える
チャイルドシートなしで運転することの危険性を、どうやって祖父母世代に伝えたらよいのでしょうか。 弁護士ドットコムニュースの取材に対し、チャイルドシートを使用せずに事故に遭った場合について、JAFの広報担当者は次のように回答しています。 「お子さんは車内の天井や座席などに叩きつけられたりしてしまいます。詳細に関してはWEBサイトや動画をご用意しておりますのでご確認いただければと思います」 JAFのサイトには、乳児用チャイルドシートや幼児用チャイルドシート、学童用チャイルドシートを正しく使っていなかったり、使ってなかったりした場合、どのような事故が起きるか、写真や動画などをまじえて丁寧に説明しています。 チャイルドシートの使用を渋る祖父母には、こうした写真や動画を事前に見せるのも良いかもしれません。
●正しい使い方を知りたい場合は?
体の小さな子どもの事故が相次ぐ中、JAFはチャイルドシートを使用するよう勧める対象を、これまでの身長140センチ未満から、150センチ未満に拡大するとしています。また、正しく使用しないと事故が起きた際に、子どもを守れない可能性もあります。 もしも、チャイルドシートの正しい使い方を知りたい場合、どうしたらよいのでしょうか。JAFの広報担当者は、「JAFでは、全国でチャイルド取り付け点検を行っております。問い合わせに関しては各支部にご連絡いただければと思います」と話しています。 また、祖父母世代と現役世代の間にある「子育ての常識」のジェネレーションギャップを埋めるため、自治体でも「祖父母手帳」(名称は自治体によって異なります)を配布しています。
その中には、孫を守るためにチャイルドシートを使用するよう書かれたものがあります。こうした手帳を祖父母に渡し、知識の「アップデート」をしてもらうのも、一つの方法かもしれません。