カルロス・サインツJr.手掛ける新ブランド“CS55レーシングカート”が誕生。名門OTKカートグループが協力
スクーデリア・フェラーリのF1ドライバーであるカルロス・サインツJr.は、トニーカートなどのカートブランドを展開するイタリアのOTKカート・グループとコラボレーション契約を結び、新たなカートブランド「CS55レーシングカート」を発表した。 【動画】角田裕毅&岩佐歩夢が登場! 臨時講師として”古巣”HRSのスクール生とカートバトル モータースポーツの頂点に身を置いて以降も、サインツJr.はレーシングドライバーの育成におけるカートの重要性を常に訴えてきた。実際、サインツJr.は今でもF1に向けたトレーニングの一環として、楽しみしつつもカートを走らせてきた。 そんなサインツJr.とOTKとのパートナーシップで展開されるカート製品は、サインツJr.のヘルメットデザインと同じレッド、イエロー、ブラックの配色が施され、頭文字とカーナンバーを組み合わせたタグのCS55がブランド名となった。 CS55レーシング・カートの発売はカート界、ひいてはモータースポーツ界に貢献したいとするサインツJr.の想いから始まった。サインツJr.は既にスペイン・マドリードにカート施設を2ヵ所持っており、多くのファンがそこを訪れ、カートを楽しんでいるということも覚えておいて損はないだろう。 サインツJr.はカート時代、2008年にCIK-FIAアジア・パシフィック選手権でタイトルを獲得し、2009年にモナコ・カートカップ(KF3)で優勝。2009年にはCIK-FIAヨーロッパ選手権(KF3)でランキング2位に輝き、翌年から本格的にフォーミュラカテゴリーへと移行した。 CS55レーシング・カートを展開するOTKは、40年以上にわたってカートのシャシーやエンジン、アクセサリーの設計、製造、販売に携わっており、カート界で最も名高いメーカーのひとつだ。サインツJr.の親友でありマクラーレンF1ドライバーのランド・ノリスも、OTKから自身のカートブランド「LNレーシングカート」を展開している。 サインツJr.とOTKのパートナーシップによって誕生するCS55最初のモデルは、直径30mmのスチールチューブボディを採用したカートで、ジュニアとシニアの両バージョンが展開される。シングルギヤ仕様で、他のOTKモデルの優れた特徴を全て受け継いでいるという。 CS55レーシング・カートの製品はまもなく世界中で販売が開始される。
Juanjo Sáez