水原希子が自ら語るビッグチェンジ「穏やかな気持ちになるというか、ホッとできる感覚になったんです」
インスタグラムのフォロワーは780万人を超え、ファッションアイコンとして唯一無二のオーラを放つ水原希子。雑誌『SEVENTEEN』をはじめ、『ViVi』『MAQUIA』で専属モデルを務めるなど、モデルとして活躍。2010年に『ノルウェイの森』でスクリーンデビューを果たすと、以後も数々の作品に出演、俳優としても存在感を放つ。その活躍は国内だけに留まらず、世界中が注目する存在となった。今年の3月にLAに拠点を移し、更なる飛躍を続ける水原希子の“THE CHANGE”に迫る──。【第4回/全4回】 ■【画像】水原希子が自ら語る「ビッグチェンジとは?」THE CHANGEオリジナル動画 アメリカ・テキサス州ダラスに生まれ、2歳の時に神戸へ。2003年、雑誌『SEVENTEEN』のオーディションに合格しモデルに。16歳で上京、『ViVi』専属モデルとなり、その後数多くの雑誌などで誌面を飾ることになる。その後は18歳でパリへ。2017年にはハリウッドにもわたり、オーディションに挑むなど、その都度、新たな場所での「CHANGE」を経験している。 「新しい場所に行く、そこに進んでいくことで“CHANGE”を重ねているのは間違いないですね。最近もLAに今年の3月から引っ越して、(東京と)行ったり来たりしているんですけど、それも大きな“CHANGE”かなと思います。日本にいると全部歩いて行ける距離にいろいろあって、1日の中で何個も何個もできちゃう。でもLAにいると、全部が遠いので、1日にこれとこれしかできない、みたいなことがあって、“やりたいこと”、“会いたい人”というのがすごく明確になってくるんですね。時間の使い方もすごく変わってくるんです。いろんなことがクリアになったなと思います」
自分のアイデンティティと日々向き合う
アメリカ人の父と日本生まれの韓国人の母の間に生まれ、生まれはアメリカ。日本育ち。水原さんは自らのルーツと向き合う機会は多かったというが、LAでの生活を始めたことで、また新たなアイデンティティへの思いの「CHANGE」があったという。 「元々、アメリカで生まれたけど、ずっと日本で育ってきて、今またアメリカに戻るというのは自分でも意外なんです。ちょっとアメリカに対して苦手意識も持っていたので、本当に意識としては“CHANGE”になってます。アメリカで暮らすと自分のルーツに立ち返る感覚もあるんですけど、アメリカに暮らしつつ、“でも自分のルーツ日本だわ”と強く思ったり、自分のアイデンティティというものと日々向き合うんですよね。元々はミックスでハーフ、みたいなところでそういうアイデンティティが自分の意識の中心にあったんですけど、でももうちょっと複雑かも、みたいな思いになってるんです。アメリカという自分のルーツに立ち返りながらも、日本のことをすごく考えてるし、面白いなと思います」 そんな水原さんに最近の生活の中での「CHANGE」をうかがうと、「いろいろあるんですけど…」と言いながら、スッと背筋を伸ばして笑顔で語ってくれた。 「最近の“CHANGE”は、モーニングルーティンですね。朝、瞑想を始めたんですけど、すごく面白いんです。瞑想をすると、自分の潜在意識を突きつけられるので、“私こんなことに執着してるんだ”、“この人のことをめっちゃ考えてたんだ”、ということに気付かされて、私はこういうことを考える癖がある、みたいなことがわかってくるんです。自分と近くなれた気がしますね」