岸田前首相襲撃事件、来年2月4日に初公判 和歌山地裁
2023年4月、和歌山市の選挙演説会場で岸田文雄首相(当時)らに爆発物が投げられた事件で、殺人未遂や爆発物取締罰則違反、公職選挙法違反などの罪で起訴された木村隆二被告(25)の裁判員裁判の初公判が来年2月4日、和歌山地裁で開かれることが決まった。公判は5回予定され、判決は2月19日の予定。和歌山地裁が13日、明らかにした。 【写真】演説会場となった雑賀崎漁港=2023年9月5日午後0時42分、和歌山市、寺沢尚晃撮影 起訴状などによると、木村容疑者は22年11月から23年4月15日ごろ、兵庫県川西市の自宅や周辺で、火薬と「パイプ爆弾」二つを製造。4月15日昼、衆院和歌山1区補選の演説会場となった和歌山市の雑賀崎(さいかざき)漁港で、岸田首相らを殺害するため、これらの爆発物を爆発させ、聴衆と警察官の計2人に軽傷を負わせたとされる。
朝日新聞社