「会社の同僚と食事に来ているよう」 自立女子でもさすがにムリ!「割り勘すぎる男」問題 見合い・デートの支払い、きっちりすぎるのも
「悪い人ではないのだけれど、おそらく彼のことは男性として好きにはならない気がしました。明瞭会計なのはいいのだけれど、なんだか“ちゃっかり感”が拭えなかった。友達ならいいけれど、異性として恋愛感情を抱く相手ではないと思ってしまいました」 かつての日本は、社会や職場での地位が男性のほうが高かった。なので、デートの際に男性が食事をおごることが一般的なこととされていた。 またごちそうできるというのは経済的な余裕の表れであり、これが恋人や結婚相手の対象として男性を見たときに、魅力の1つにもなっていた。
だが、女性の社会進出が進み、社会でも職場でも男女平等が浸透した。そこで出てきたのが“割り勘論争”だろう。 ■支払うのは「もてなし」の表れ 男女平等の社会なのに、“食事は男性がおごって当然”と女性が主張するのはおかしい。割り勘にする男性を批判するのは、お門違いだ。 ただ、ごちそうするというのは、人をもてなす気持ちの表れだ。 相手に対して気を使える、優しさや配慮の表れでもあるだろう。ごちそうする、イコール“あなたに対して特別な感情や関心を持っている”と、相手に感じさせることにつながる。
婚活においては、女性にごちそうできる男性のほうが一歩リードできるというのは、確かなことだ。 支払う側も、支払われる側も、そこはしっかり理解しておくべきではないだろうか。
鎌田 れい :仲人・ライター