「マドリーがなければパリを離れなかった」「キリアンは嘘をつかない」エムバペ母が移籍を熱く語る! 大胆発言が続々
セレモニーで感じた「PSGとの違い」は?
キリアン・エムバペの母、ファイザ・ラマリさんがフランス紙『Le Parisien』のインタビューに対応。レアル・マドリーへの移籍に関して熱く語った。スペイン紙『AS』が発言を伝えている。 【動画】ついに夢を叶えたエムバペ!その時、母は… 現在25歳のフランス代表FWは、モナコでプロキャリアをスタートさせると、ほどなくして母国の強豪パリ・サンジェルマンにステップアップ。以来、歴史的なペースでゴールを量産してきたなか、今夏ついに長年の夢であったマドリー入りを果たした。 約7万5000人が詰めかけた入団セレモニーで、涙を浮かべていたラマリさんは、「もう泣いてはいませんよ!あの日は朝から涙が溢れてきました。なぜだろう、疲れていたのかな?」と振り返ったうえで、息子が幼少期からの夢を叶えた喜びをこう伝えた。 「キリアンは夢を目標にし、それを達成するための課題を常に自分に与えてきました。私が美しいと思うのは、25歳になってもまだ夢を見ていることです。彼が無関心で、すでに欲しいものは全て手に入れていると思うでしょうけど、コンフォートゾーンから一歩踏み出しています。また新たな挑戦が必要でした」 「必ずしもタイトルを獲るという意味ではないけど、上手くいくと確信している」と新天地での成功を信じて疑わない母は、「チームの選手たちは世界最高で、長い間お互いを知っている」とも口に。マドリーの偉大さを声高々に訴えた。 「(セレモニーがあった)火曜日、私はPSGとの違いを感じました。(パリSGの本拠地)パルク・デ・プランスは並外れた場所で、最初の1分から最後の1分まで、ファンの歌声が聞こえてくるような感動を味わえます。しかし、レアル・マドリーに到着すると、その組織の重みを感じます。勝利を収めているクラブであり、大きな歴史がありますからね」 ここ数年、移籍が取り沙汰され続けてきた。「もっと早く退団せず、後悔しているか」と問われた際には、「いや、ありません」と断言。「パリで生まれ、ボンディで育てば、パルク・デ・プランスでのプレーは特別です」と答えた。 「キリアンは決して嘘をつきません。いつも、『いつかレアル・マドリーに行く』と会長に言っていました。もちろん、そうなれば状況は複雑です。マドリーがなければ、パリを離れなかったでしょう。簡単ではなかったけど、後悔はありません。素晴らしい気持ちです。キリアンにとって、非常に非常に難しい決断だったのは確かです」 若くしてレジェンドとしての地位を確立しているエムバペは、白い巨人で新たな伝説を作れるか。母国を離れ、スペインで新たな一歩を踏み出す。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部