若狭和紙の卒業証書 児童が手作り、校章の透かし入り 「桁は水平に」慎重に作業 小浜市・小浜美郷小学校
FBC福井放送
小浜市の小浜美郷小学校の6年生が5日、若狭和紙の卒業証書づくりに挑戦し、世界で1つのオリジナルを丁寧に制作していました。 若狭和紙はコウゾを原料に、障子や半紙にも使われ、美しく丈夫なのが特徴です。児童たちは校章の透かしの入った桁(けた)を2段に重ね、原料のコウゾをすくって紙をすいていました。重ねた桁はしっかりと押さえ、原料を入れたら水平にして水を落とすのがポイントで、児童たちはきれいに仕上がるように慎重に作業していました。 ■児童 「難しくて、思ってたより重かった。ひとりでやるよりも、みんなでやったほうが楽しいし、思い出とか絆が深まったと思う」 ■児童 「自分で作った卒業証書をもらう時が楽しみ」 若狭和紙の卒業証書づくりは、小浜市内の全ての小学校で毎年行なわれていて、児童たちは来年3月の卒業式で世界で1つだけの証書を受け取ります。