【ロンドン時事】週明け16日の欧州株式市場はおおむね下落した。英FT100種平均株価指数（FTSE100）は前週末終値比5．35ポイント（0．06％）高の8278．44で引けた。 　ドイツ主要40銘柄指数（DAX）は0．35％安、フランスCAC40種指数は0．21％安、ストックス欧州600種指数は0．16％安だった。 　先週大きく上昇したハイテク株に利益確定などの売りが膨らみ、相場全体を下押しした。一方、小売り株には買いが入って相場を下支えたほか、英国市場では自動車・同部品関連が値上がりし、小幅ながらプラス圏で取引を終えた。 　FTSEの構成銘柄では、小売り大手JDスポーツ・ファッションが3．63％高、流通大手マークス＆スペンサーが2．90％高、ホームセンター大手キングフィッシャーが2．18％高と上昇。一方、保険大手フェニックス・グループ・ホールディングスは5．29％安、投資会社メルローズ・インダストリーズは2．57％安、蒸気システム大手スパイラックス・サーコは2．00％安と売られた。 　DAXでは、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズが2．60％安、医療機器のザルトリウスが2．31％安、化粧品大手ブレンタークが2．02％安と下げた半面、通販大手ザランドは1．70％高、エネルギー大手イーオンは0．81％高、高級車メーカーのポルシェは0．54％高となった。