「HAPPYEND」平遥国際映画祭で審査員賞に、空音央「言い表せないほど興奮しています」
「Ryuichi Sakamoto | Opus」の空音央による映画「HAPPYEND」が、第8回平遥国際映画祭でロベルト・ロッセリーニアワードの審査員賞を受賞したことがわかった。 【画像】「HAPPYEND」場面写真(他24件) 本作は、決して遠くはない未来を舞台に、幼なじみの大親友ユウタとコウを軸に友情の危うさを描いた青春映画。2人のいたずらが大騒動に発展して学校にAI監視システムが導入されたことをきっかけに、自らのアイデンティティと社会への違和感について深く考えるようになったコウと、仲間と楽しいことだけをしていたいユウタが少しずつすれ違う様子がつづられる。栗原颯人がユウタ、日高由起刀がコウを演じた。 平遥国際映画祭はジャ・ジャンクーが設立した映画祭で、同作がノミネートされたクラウチングタイガー部門は、長編2作目までの新人監督が参加できるコンペティション部門。長編デビュー作で審査員賞を獲得した空は「言い表せないほど興奮しています」「中国の観客の皆さんは、この映画をとても気に入ってくださり、温かい心で私を迎えてくださいました。特に若い観客はこの映画にとても熱狂的になってくれたようで、うれしかったです」とコメントしている。 「HAPPYEND」は10月4日に東京・新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開。林裕太、シナ・ペン、ARAZI、祷キララ、中島歩、矢作マサル、PUSHIM、渡辺真起子、佐野史郎らもキャストに名を連ねている。 ■ 空音央 コメント 「HAPPYEND」がロベルト・ロッセリーニ審査員賞を受賞したという知らせを受け、言い表せないほど興奮しています。審査員の皆さん、本当にありがとうございました。 ジャ・ジャンクーをはじめ、この素晴らしい映画祭のスタッフや開催してくださった皆さんにも感謝を伝えたいです。中国の観客の皆さんは、この映画をとても気に入ってくださり、温かい心で私を迎えてくださいました。特に若い観客はこの映画にとても熱狂的になってくれたようで、うれしかったです。またこの映画祭に参加したいと思います。本当にありがとうございました。 (c) 2024 Music Research Club LLC