「ヘルシオ」誕生20周年 累計280万台突破 20日には新型発売 シャープ
シャープの「ヘルシオ」が、今年9月に発売20周年を迎える。2004年に初代モデルを発売して以来、過熱水蒸気を使っておいしく、健康的な調理を実現するウォーターオーブンとして市場でのブランドを確立してきたヘルシオは、累計販売台数が280万台を突破。30年には累計350万台の販売を目指し、20日から順次新製品を発売する。 【関連写真】「ヘルシオ」で調理した健康的な料理 「高額モデルで累計280万台は健闘したほうだ」。20周年の節目を迎えたヘルシオのこれまでを振り返り、Smart Appliances & Solutions事業本部国内キッチン事業部の池上教久事業部長は、こう話した。 オーブンレンジ市場は、コロナ禍で需要が拡大して以降、需要は前年割れを続けている。半面、「業界全体では価格が8万円以上の高級オーブンレンジの出荷構成は、コロナ過の20年度と比較して(台数ベースで)6%増加している」(池上事業部長)とし、付加価値の高いヘルシオをさらに普及させる余地は十分あるとにらむ。 20日から順次発売する新型も、他のオーブンレンジにない価値を提案するものだ。21万3000円前後の価格を想定する最上位機AX-LSX3Bは、調理後も約30分間料理を温かく保つ「ほかほかキープ」モードを備えるなど、毎日の食事づくりに役立つ便利な機能を充実させている。他にも、使用頻度の高い機能に絞ったヘルシオ初のベーシックモデル(11万9000円前後)など3機種を投入する。
電波新聞社 報道本部