「スカートの中撮ろうとしてたな?」女性に忍び寄る盗撮犯の腕をつかんだのは...ミナミの特別警察隊『CMP』 街に溶け込み24時間体制で警戒
「盗撮を我慢できなくて…」女性を狙う卑劣な盗撮犯『逮捕の瞬間』
特別警察隊が警戒に当たるのは地上だけではない。取材した日、隊員らが張り込みをしていたのは大阪メトロなんば駅近くの地下街。夏場は薄着で出かける女性が増えるため、盗撮犯が増加するという。 多くの人が行き交う地下街で一人ひとりの様子に注意を払っていると… (隊員)「あの白シャツ。あいつ絶対やる」 隊員が目星をつけたのは、白シャツ姿の男。大勢が歩く通路を不自然に横切った。ミニスカートを履いた女性の後ろを通るような動きだ。隊員が追跡を開始する。 (隊員)「いくいくいく。カメラ出した」 男は別のミニスカート姿の女性の背後に接近。紙袋を女性の方へと近づけている。よく見てみると、紙袋の前にはスマートフォンのようなものが。盗撮をしている疑いがある。 (隊員)「いけます、いけます。…いきます」 隊員らが男の腕をつかみ声をかける。
(隊員)「警察、警察、警察。ちょっとこっち来て。携帯貸してな。もういいから一旦そっち行って、確認するから。スマホ確認するよ、開けるよ」 (男)「はい」 (隊員)「見といてや、撮ってたな。(カメラを)止めるよ。何してた?」 (男)「盗撮です」 (隊員)「盗撮してたな。女の子のスカートの中撮ろうとしてたな?」 (男)「はい」 盗撮の疑いで現行犯逮捕。30代の男は素直に容疑を認めた。 (男)「(盗撮で逮捕されるのは)2回目です。」 (隊員)「2回目な。なんでそんなことするの?」 (男)「1年2年くらい前に捕まったんですけど、1年間我慢できたんですけど、ここ最近撮りたくなって我慢できなくって」 (隊員)「やったらあかんやん」 (男)「1年間我慢できたんですけど」 (隊員)「我慢してや」 男のスマートフォンの中からは複数の女性たちを盗撮した写真が見つかった。手慣れた卑劣な犯行。被害に遭った女性は… (被害に遭った女性)「イヤホンをしていたので、全く気付いてなかった。捕まえてくれてなかったら被害に遭ったことも気付いてなかったので、ありがたいなって思います」 「ミナミを誰もが安心して過ごせる街にする」。特別警察隊の重要な役割だ。 ミナミの街に溶け込みながら昼夜問わず見回り続ける隊員たち。日本有数の繁華街の治安は彼らの足にかかっている。 (2024年8月27日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特命取材班スクープ』より)