完全遮光100%の最強日傘「UVO」が大ヒット:Wpc.が提案する、傘のファッションフロンティア
この傘は雨の日の使用目的だけでなく、SNSで写真を撮るためやファッションアイテムとして購入されるようになったのです。傘業界ではこうした「SNSでバズって売れる」ということを経験したことがなく、私たちの意識が大きく変わりましたね。
ー傘作りにおいて、意識していることはなんでしょうか? 傘は本来、雨の日や真夏の暑い日など、ネガティブな状況で使うアイテムです。雨が好きな人は少なく、汗ばむ夏の季節も心地よいものではありません。 そこで私たちは、そういった状況下でも、傘を使うことで楽しい気分になれるもの作りを心がけています。可愛らしく、快適で、おしゃれなデザインを追求し、単なる実用品にとどまらない付加価値を与えることが大切だと考えています。 お客様に感動や幸せを感じていただけるような、魅力的な商品作りを目指しているのです。 ネガティブな状況でこそ、プラスアルファの体験を提供したい。それが私たちの思いです。そのため、毎年新しい感動をお届けできる商品を発信し続けています。ネガティブな状況をポジティブな体験に変える、そんな新しい価値観の下で、私たちは挑戦を重ねています。
今年は、新江ノ島水族館とコラボレーションして、水族館の水槽を再現した傘を発売しました。この傘は神奈川県を中心に大変好評で、全国的にも売れ行きが良い商品となりました。
ほかにも人気キャラクターの「ちいかわ」や「おぱんちゅうさぎ」のほか、猫の写真家である沖昌之さんなど、幅広くコラボ展開しています。最近は「旅する喫茶」とのコラボ企画で誕生した、クリームソーダアンブレラが一番ヒットしましたね。
新しい感動を提供できる商品をコレクションとしてお届けし続けることで、お客様に響いていると実感しています。「今年も感動する商品があった」とお声がけいただけることが、私たちの喜びになっています。
機能性と使い勝手を両立した、高付加価値な日傘
ー日傘「UVO」も大人気の商品です。こちらが売り上げ累計25万本を突破した人気の要因は何だと考えていますか? 従来の日傘の価格帯には、低価格帯と高価格帯の2つの極端な価格設定しかありませんでした。中間的な価格帯の商品がほとんどなかったんです。 そこで私たちは、高級傘と同等の性能とスペックを持ちながら、より手頃な価格で提供することを目指しました。その結果、6,000円前後の中間価格帯に新商品を投入することができ、大ヒットにつながりました。 中間価格帯の空白をうまく埋めることで、お客様のニーズにあった新しい選択肢を作り出せたのです。