父と娘の『保育園留学』10日間 白浜の大自然で成長した5歳の娘...しんどそうな父を見て「洗い物やるね」
2人を保育園に送り届けたお父さんはゲストハウスに戻り、リモートワークの時間。お気に入りのコーヒーを入れて、パソコンに向かいます。 お父さんにとっても、娘2人と過ごす初めての体験。いつもと違う環境で気が抜けない場面も多いそうで… (父 伊藤誉さん)「自分が想像していた以上の量の“自然”に囲まれていて、ちょっと面食らっちゃった部分も正直あって。初日に来て、家の中にすごく大きいムカデがいて、そこでちょっと警戒心が…」
畑で野菜を収穫 浜辺ではシーグラス探し
この日はゲストハウスのホスト、川井照夫さん(74)の畑で収穫のお手伝いをさせてもらえることになりました。こうした地域の人との交流も白浜保育園留学の魅力です。 (川井さん)「じいちゃんと一緒に持つんやで、よいしょ!」 (未琴ちゃん)「ぷにぷにする~」 (川井さん)「次、ナスいこか」 (圭都ちゃん)「けいちゃんナス好き」 かごいっぱいに野菜を収穫することができました。 (川合照夫さん)「自分の孫が来てくれたような感じ。この村にとっても、子どもの声が聞こえるのは、非常に気持ちが明るくなる」 保育園でも、白浜ならではの体験が。園児の足で徒歩5分。見えてきたのは海です。圭都ちゃんと未琴ちゃんも浜辺遊びに夢中です。 (担任の先生)「(Qいま何を探している?)シーグラスを探しています。ガラスが削れて、水色とか緑とかきれいな…」 (圭都ちゃん)「あった!見て!」 保育園留学は地元の子どもたちにとっても、成長の機会になっているといいます。 (日置保育園・主任 佐藤鈴代先生)「地元の子どもたちにとっても、良い刺激になってるかなと思います。留学の子どもに声をかける優しい姿とか、『そういうこともできるんやな』という発見はすごくあります」
しんどそうな父を見て「洗い物やるね」 姉・圭都ちゃんの変化
アットホームな先生や地元の子どもたちに囲まれ、少しずつ白浜の保育園にも慣れてきたようです。 白浜に来て数日。長女・圭都ちゃんに変化があったといいます。 (父 伊藤誉さん)「朝、僕が結構しんどそうな顔をしていると、圭都が『じゃあ洗い物やるね』と言ってくれたりとか、しんどそうだからという気持ちを理解して助けてあげるっていう姿勢が見られたことがよかったかなと」 (父 伊藤誉さん)「ただ、きのうの夜はこの子(未琴ちゃん)に『パパよりYouTubeの方が好き』と言われちゃって」 パパの奮闘はまだまだ続きそうです。