【プレミア12】戸郷4失点で台湾に敗れ世界一逃す 国際大会5年ぶり黒星&27連勝でストップ
<ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12:日本0-4台湾>◇24日◇東京ドーム 【写真】応援する台湾チア 日本が台湾に敗れ、大会連覇を逃した。今大会8戦全勝で決勝に進出したが、台湾に“三度目の正直”を許して屈した。19年プレミア12から続いていた国際大会の連勝も27でストップし、5年ぶりの黒星となった。 先発の戸郷翔征投手(24)が本塁打に沈んだ。0-0の5回、先頭の林家正に右翼へソロ本塁打を浴びて先制されると、1死一、二塁からは陳傑憲に3ランを被弾。日本代表の1イニング4失点は今大会初で、4点を追いかける展開となった。 打線も前日23日の予告先発を変更して決勝の先発マウンドに上がった絶対的エース林■(■は日の下に立)■(■は王ヘンに民)投手(21=ダイヤモンドバックス傘下3A)の前に4回まで1安打無得点に抑えられた。その後もオリックスや西武でプレーした張奕ら救援陣を跳ね返して逆転することはできなかった。 台湾とは今大会3度目の対戦。台北ドームでの1次ラウンドでは完全アウェーの中、才木浩人投手(26)が6回途中3安打2失点と好投し、初回に森下翔太外野手(24)の犠飛で先制するなど序盤からリードして3-1で逃げ切った。東京ドームで23日に行われたスーパーラウンドでは、村林一輝内野手(27)の初回先頭打者弾などでリードを奪い、1点差に詰め寄られた5回には清宮幸太郎内野手(25)の適時打などで再びリードを広げて9-6で勝利していた。決勝戦で三度目の正直を許した。 侍ジャパンは19年プレミア12のスーパーラウンドで米国に黒星を喫して以降、国際大会で27連勝中だったが、5年ぶりに黒星。同大会、21年東京五輪、23年WBCと主要3大会をいずれも制して“3連覇”していたが、王者を譲る形となった。次回は26年WBCが控える。井端弘和監督(49)の指揮のもと、大会連覇と世界一奪還を目指す戦いとなる。