サンパウロの路上強盗、邦人男性が撃たれ死亡…日本総領事館は「プライバシー保護のため」詳細は明かさず
【ロサンゼルス=後藤香代】ブラジル・サンパウロの地元警察は26日、邦人男性に対する強盗殺人容疑で、男を逮捕したと発表した。地元メディアは、被害者はフクドメ・ススムさん(78)と報じている。外務省幹部によると、フクドメさんは日本国籍を持つ現地在住者だという。 【写真】サンパウロ州で今年墜落した旅客機
地元警察によると、男は24日朝、サンパウロ市内の路上でフクドメさんと一緒にいた女性からハンドバッグを奪い、フクドメさんに向かって発砲した疑い。
地元メディアは、フクドメさんが事件当時、妻、孫娘と路上に止めた車に乗り込もうとしていたと伝えた。現場近くの防犯カメラには、フクドメさんが男に金銭を要求され、銃で胸を撃たれる様子が映っていた。
在サンパウロ日本総領事館は邦人の被害を確認しつつも、「プライバシー保護のため」として、詳細は明らかにしていない。