早大が優勝争い天王山第1ラウンドに勝利 ドラフト候補の山縣秀が同点阻止の好プレー／東京六大学
東京六大学野球秋季リーグ第6週第1日（19日、早大3－2明大、神宮）1回戦が行われ、早大が明大に3－2で競り勝った。先発した伊藤樹投手（3年、宮城・仙台育英高）が8回123球を投げ、3安打1失点。ドラフト1位候補の明大・宗山塁内野手（4年、広島・広陵高）を4打数無安打に抑える力投を見せた。 3－1の九回。1点差に迫られ、なおも1死一、二塁のピンチで好プレーが飛び出た。明大の8番・光弘が一ゴロ、まずは二塁でアウト。遊撃の山縣秀内野手（4年、東京・早大学院高）は一塁のベースカバーが間に合ってないとみるや、三塁に送球。〝オーバーラン〟した走者にタッチし、3－6－5の併殺打を完成させ、試合を終わらせた。 優勝の行方を占う天王山の第1ラウンドを制した早大。勝利の立役者となった山縣は「同点の場面で走者が（本塁に）還りたい場面だと思った。（投手の）田和のベースカバーが遅れたので、それも見て三塁に投げたほうが絶対にアウトになるかなと思った。うまく（三塁を守る）小沢がタッチしてくれた。ホッとしたというかあそこで切れたのが一番大きかった」と笑みを浮かべた。
