【写真：Getty Images】

　マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハフ監督が、現地時間12日に行われるプレミアリーグ第36節アーセナル戦に先立ち、記者会見に応じた。この会見ではテン・ハフ監督の進退について言及される場面もあり、同氏がそれに答えている。英紙『ミラー』が10日に報じた。 【画像】マンチェスター・ユナイテッド最新スタメン＆フォーメーション 　ユナイテッドは35試合を終えた段階でリーグ暫定8位。この順位は、クラブにとってリーグ発足以来最悪の成績であり、このままシーズンが終了すると2013-14シーズンに記録した7位を下回ることになってしまう。残り3試合、相手はアーセナルのほか、ニューカッスル、ブライトンと、いずれも中位以上のチームである。タイトル獲得の可能性としてユナイテッドに残されているのは、マンチェスター・シティと決勝を争うFAカップのみだ。 　かつてチームの指揮を執ったルイ・ファン・ハール監督はFAカップを制覇したものの、2015-16シーズンの終わりに解任された。このときのユナイテッドは、最終的にリーグの順位を5位で終えている。 　このことを引き合いに、テン・ハフ監督は記者団から自身の進退も同じ結末を辿るのではないかと懸念された。しかし、同監督は怪我人の多さを理由に「彼ら（かつてユナイテッドで指揮を執った監督たち）には常識がある」と切り出し、自身がファン・ハール監督と同じ状況にあるとは考えていないことを明かしている。 　同氏は次のように続ける。「我々は32パターンもの異なるバックラインで戦わなければならなかったし、センターバックも8人失った。左サイドバックは不在のままで、それらの状況を見れば彼らは（自分たちの状況とは異なると）分かるはずだ。それが結果に対してどれほどネガティブなインパクトをもたらすかも知っているだろう」 　また、FAカップ決勝について「私たちはまだ戦っている」と述べた上で、「シーズンのハイライトになり得るが、なぜ自分たちが不調なのかは分かっている。私は現実的な人間で、今の状況を見て分析しているが、このように負傷者がたくさんいればどのチームだって上手くいかない」と語った。