「無縁」急増で神戸市が新事業スタート 納骨の生前契約など行政が支援 自分で決める骨壺に「墓友」交流まで 現代の「終末」への備え
■スムーズな対応は「生前の希望をキャッチする」ことがポイント
神奈川県横須賀市で行われているのは「わたしの終活登録事業」という行政サービスです。 サービス実施にあたって、横須賀市では元気なうちに、次のようなことを登録することを高齢者に呼び掛けています。 「本籍・筆頭者」、「支援・身元保証事業者」、「リビングウィル(生前の意思)保管場所」、「葬儀・遺品の整理の契約」、「お墓の所在地」などです。 こうした情報を登録しておくことによって、もし1人で亡くなった場合でも、自分の意思は自治体に伝わっていますので、その後の対応がスムーズということです。横須賀市の担当者は「生前の希望をいかにキャッチできるかが重要。マイナンバーカードなどに情報が入るようになればいい」と話しています。 誰にも必ず訪れる”死”。人生の最後をどのように迎え、周りがどうサポートできるのか、社会全体で考える時代になってきています。 (関西テレビ「newsランナー」2024年6月3日放送)