申請不要で目視外・夜間・人口集中地区の飛行ができる「新型ドローン」
イームズロボティクスは4月5日、目視外による空の物流を可能とする最新型のドローン第二種型式認証取得 「イームズ式E6150TC型」(以下、E6150TC)を発表した。 【もっと写真を見る】
イームズロボティクスは4月5日、目視外による空の物流を可能とする最新型のドローン第二種型式認証取得 「イームズ式E6150TC型」(以下、E6150TC)を発表した。 新型ドローン「E6150TC」は4月5日、航空法に基づく安全基準及び均一性基準に適合した第二種型式認証の物流用途機体として正式に認められ、これにより、E6150TCは機体として機体認証を取得し、無人航空機操縦士技能証明を取得した者が飛行させる場合、 国土交通省の許可・承認が必要な下記の特定飛行が、立ち入り管理措置を講じることによって、申請不要で飛行できる。 新型ドローン E6150TCが可能な飛行 ・目視外飛行 ・夜間飛行(目視内) ・人口集中地区(DID)上空の飛行 ・人または物件から30m未満の飛行 さらにE6150TCは、従来必要だったカテゴリーⅡの許可・承認申請が一部不要となる。 最大搭載重量は6.0kg。宅配荷物や郵送物など、積載できるものはさまざまで、用途に合わせて必要なものを迅速に運ぶ。災害現場など、人の立ち入りが困難な状況においても活躍が期待できる。 目視外飛行に対応。操縦者がコントローラー(プロポ)を持って飛行中のドローンを直接目で見ながら操作する必要がなく、ドローン本体に搭載されたカメラの映像をPCディスプレーに映し出し、それを見ながら操作できる。ドローンは専用PCでプログラミングされたコースを自動飛行する。 夜間飛行は目視内での運用に限られるが、申請不要で運用できる。明るい航空灯が遠方からの視認を可能にする。 人口集中地区、「人または物件から30m未満の飛行」も可能。物流ドローンのため、建物に接近して飛行‧着陸するシーンを想定している。 E6150TCの運用には、二等無人航空機操縦士技能証明を取得する必要がある。この資格は、2022年12月5日から施行された「無人航空機操縦者技能証明等」の制度で、無人航空機を飛行させるのに必要な技能(知識及び能力)を有することを証明する。機体認証制度はこちらを参考に。 イームズ式E6150TC型 機体性能 寸法(W×D×H) 2015×2216×754mm 機体重量(バッテリーとブレード含む) 18.0kg 最大搭載重量 6.0kg 最大飛行時間 最大35分 (飛行条件による) 最大飛行距離 最大17km(飛行条件による) 最大運用速度(対地速度/完全自動飛行時) 10m/s コントローラー(プロポ)性能 動作周波数 2.4000~2.4835GHz 最大伝送距離(障害物、電波干渉がない場合) 1000m(見通し) バッテリー性能 容量 2万1200mAh 電圧 22.2V 正味重量 2.7kg 「ASCII STARTUPウィークリーレビュー」配信のご案内 ASCII STARTUPでは、「ASCII STARTUPウィークリーレビュー」と題したメールマガジンにて、国内最先端のスタートアップ情報、イベントレポート、関連するエコシステム識者などの取材成果を毎週月曜に配信しています。興味がある方は、以下の登録フォームボタンをクリックいただき、メールアドレスの設定をお願いいたします。 文● ASCII