ユーモア溢れる“ビッグマン”竹内元太、ついに参戦!「団体行動は苦手です(笑)」/麻雀・Mリーグ
まさに大物ルーキーの加入だ。ドラフト指名を受け、プロ麻雀リーグ「Mリーグ」2024-25シーズンからセガサミーフェニックスに加入する竹内元太(最高位戦)は、2年連続で最高位に輝くなどその実力は折り紙つき。そして192センチという高身長を誇る。物理的な迫力もあり、竹内自身「身長が高いと覚えてもらいやすいのがメリット」と語る。一方でチームメイトからは早くも「天然」と指摘されるなど、なんとも言えない脱力感が魅力的だ。そんな竹内に「同卓してみたい選手」について聞くと、「萩原さんと岡田さん、それと高宮さん」と名前を挙げた。 【映像】ドラフト会議で竹内元太の指名理由を語る近藤誠一監督 ―Mリーガーになった実感は。 竹内元太(以下、竹内) まだ何も実感はないですね。生活も変わっていないですし、試合が始まってみないと、というところです。 ―周囲からの反響については。 竹内 指名された日はそんなにありませんでした。ただ、魚谷(侑未)さんや東城(りお)さんが辞められるということがわかった時にすごく連絡が来ました。その時は何も決まっていなかったのですが。 (どこかのチームに)空きが出た時、強い人を選ぶというチームであれば僕が選ばれると思っていました。2年連続で団体のトップになったのに、Mリーグに入れなかったら、自分の団体の若くてMリーグを目指している選手に「ここにいても意味ないや」と思われてしまうので、何としても入りたいと考えていましたね。 ―Mリーグに対してどのような印象を持っていたか。 竹内 2年ぐらい前まではMリーグにあまり興味がなかったです。ずっと最高位になりたいという思いでやっていた。ただ、最高位を取った時に目指すものがなくなってしまって、そこからMリーグを目指したいと思うようになりました。そして村上(淳)さんや石橋(伸洋)さんなどから話を聞いている中で「ここで戦ってみたい」という気持ちが強くなっていきましたね。2人の「リーグ戦で勝つよりもMリーグで勝ちたい」という話が印象に残っています。そう思えるぐらいすごいところだと思いました。僕にはまだその感覚はありませんが、あの2人にそこまで言わせるのは、すごいことだと思います。 ―チームメイトに対しての印象は。 竹内 僕は3人と面識がありました。みんな真面目で、僕は適当(笑)。そのあたりは隠さずにいつも通り明るく、元気良くできたらいいかなと思っています。 ―チームメイトから竹内選手の目標は「個人成績+50」と聞いた。 竹内 初年度は勝てないと聞いていますので、50ポイント勝ったら良いのではないかと思ったからです。 ―浅井選手からは「300を目指す」という強気な発言もあった。 竹内 麻雀は一番強い人でもアベレージでは+30ポイントぐらいと言われています。平均で60から70勝てる人は最強クラスだと思います。なので+50というのは強気に言ったつもりでした。結構自信があって言ったつもりが、周りには「そんなもんかよ」と言われてしまうという(笑)。 ―団体戦をどう捉えているか。 竹内 団体行動は苦手です(笑)。みんなで決められたことをやるのは、あまり得意ではない。Mリーグの麻雀は団体戦ですが、結局は個人戦とも言えるし、自分ができることをしっかりやっていくだけですね。あとは周りを信じるということ。 ―戦ってみたい選手については。 竹内 萩原(聖人)さんと岡田(紗佳)さん、それと高宮(まり)さんですね。同卓したことがない人と打ってみたいと思います。勝つ自信はあります。 萩原さんは毎年麻雀のスタイルがチェンジしているので、今年はどんな感じで来るのだろうというのをすごく楽しみにしています。それを見ながら僕も少し変えたりしなければいけないし。同卓したい人は少ないです。同卓したくない人の方が多い(笑)。 ―岡田選手はMリーグデビュー後に大きく成長した。 竹内 すごく強いと思いますね、スタイルも良くて綺麗なので楽しみです(笑)。特別ファンというわけではないですが、SNSの画像を見てニヤニヤはしています(笑)。高宮さんは等身大パネルが発売されていて、ちょっと見てしまいました。 ―チームは2年連続最下位。どれくらい押し上げていけるか。 竹内 ファイナルに行きたいですね。1人50(ポイント)勝てれば余裕でファイナルに行けるので。 ―シーズン中は控室にいる時間が長いと思うが、そういう時に話したいことなどは。 竹内 茅森さんの好きな食べ物、醍醐さんの好きな山、浅井さんの好きなプロテインとかそういう話ですかね。麻雀については特に言うことがないので、聞かれたら答えるという程度ですね。 ―192センチとMリーグで一番身長の高い選手になる。 竹内 松本(吉弘)さんが髪の毛を立てている時と同じぐらいです(笑)。身長が高いと覚えてもらいやすいのがメリットですね。 ―長いシーズンを戦い抜く上でメンタル面や体調面で考えていることがあれば。 竹内 自信がないですよ。僕は(登板は)1試合目を希望しています。朝6時ぐらいに起きるので、この生活リズムでは2試合目を戦えないと思っています。起きる時間は、勝手に変わっていけば良いかなと思っていますが、基本的に麻雀プロは(昼)12時から対局をするので、それまでに万全の状態にしておくというのが生活リズム。すぐには変えられないので、そこは苦労しそうですね。 ―どういったリフレッシュ法を考えているか。 竹内 山に登ったり海に行ったりが好きなので、それですね。同じ山登り好きの醍醐さんと、去年一緒に登山に行きました。 ◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。 (ABEMA/麻雀チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部