妻は洗濯洗剤を規定の「半量」しか入れません。節約にはなっていると思いますが汚れはきちんと落ちているのでしょうか…?
洗濯時に洗剤を減らすことでコストを削減できる可能性がありますが、実際に汚れがきちんと落ちているか気になる方もいるかもしれません。実際に、洗濯洗剤には汚れを落とすための規定量が決められており、少な過ぎたり多過ぎたりすると、洗濯物に影響が出る可能性があります。 そこで今回は、洗濯洗剤の規定量と汚れの落ち具合について解説します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
洗濯洗剤は規定量の使用が推奨されている
洗濯洗剤を規定量の半分にする場合は、洗剤の消費量が半分になるため節約できる可能性があるでしょう。しかし、洗濯洗剤はそれぞれのメーカーが適正量を定めているため、洗剤を減らすことで汚れが十分に落ちない場合も考えられます。 また、汚れがひどいからといって洗剤の量を増やすと、すすぎの際に水が余分に必要になったり洗剤が残ってしまったりします。洗剤の量を増やしても洗浄力が高くなる保証はないため、適量の使用が重要です。 このように洗濯洗剤は規定量を守らないと汚れが落ちにくくなり、洗い直しが発生して逆に洗剤を余分に使用することも考えられます。洗剤の効力を発揮させるために、各製品に記載されている規定量を守るように心がけましょう。
タテ型洗濯機の洗剤規定量は水量で決まる
タテ型洗濯機の洗剤規定量は、洗濯に使用する水量で決められているようです。多くの全自動洗濯機の場合、洗濯物を入れると自動で水量を計測します。水量に合わせて使用する洗剤の量が表示されるため、その分の洗剤を投入しましょう。 ただしメーカーによって、水量ごとの洗剤量が異なります。基本的には、洗濯機の取扱説明書などに水量に対する目安の洗剤量が記載されているケースが多いため、確認してみましょう。
ドラム式洗濯機の洗剤規定量は洗濯物の重さで決まる
ドラム式洗濯機の洗剤規定量は、洗濯物の重さで決まるようです。重さが自動計測され、目安の洗剤量が表示されるようになっています。 ドラム式はタテ型に比べて、節水効果が高いといわれています。ある電機メーカーの洗濯機を例にあげると、洗濯容量が同じ12キログラムのドラム式とタテ型で比較した場合、使用水量はドラム式が約83リットル、タテ型が約150リットルとドラム式の方が約半分の使用水量で済むようです。 よって、少ない水量で洗うドラム式は水量で洗剤規定量を決めてしまうと、実際の規定量よりも少なくなる可能性があるため、重さで洗剤量の目安を定めているようです。各メーカーの洗濯洗剤には、タテ型とドラム式の両方の規定量が記載されているケースもあるため、確認して正しい量を使用しましょう。