ガザでの水供給妨害は「ジェノサイド」 HRW批判にイスラエル猛反発
【AFP=時事】米ニューヨークに拠点を置く国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)」は19日、パレスチナ自治区ガザ地区で水関連のインフラを破壊し、民間人への飲料水などの供給を断つことでイスラエルは「ジェノサイド(集団殺害)」を行っていると非難した。 【写真】ガザ各地をイスラエル空爆、40人死亡 民間防衛隊発表 HRWは、ガザでの水供給に焦点を当てた新たな報告書を発表し、「2023年10月以降、イスラエル当局はガザ地区での生活に必要な水へのアクセスを意図的に妨害している」と指摘。 イスラエルはさらに、電力供給を切断した他、修理作業員への攻撃や修理に必要な材料の輸入も妨害したとしている。 報告書は「イスラエル当局が意図的にガザのパレスチナ住民に『全体的または部分的な物理的な破壊をもたらすことを意図した生活条件』を課しているという結論付け、こうした行為は「ジェノサイド」に該当するとした。 これに対してイスラエル外務省は同日、「うそまみれ」の報告書だと反論。 「HRWは反イスラエルを唱えるプロパガンダを広めるため、またしても血の中傷(ユダヤ人への偏見に基づく中傷)を行っている。この報告書は、HRWによるこれまでの低レベルの報告書と比べても、あきれるほど、うそにまみれている」と非難した。【翻訳編集】 AFPBB News