県内全域にインフルエンザ「警報」発令 県が基本的な感染対策の徹底を呼び掛け 《新潟》
全国的に感染が拡大しているインフルエンザ。県内でも患者数が国の警報基準を超えたとして8日、県は県内全域に「警報」を発令しました。 県が発表した感染症情報によると昨年末の1週間(12月23日~12月29日)の1定点医療機関あたりの患者数はインフルエンザで38.08人となり前週の24.39人と比べ1.56倍となりました。 県は昨年12月19日にインフルエンザの患者数が国の基準「10」を超えたとして県内全域に「注意報」を発令していましたが、今回、警報基準の「30」を超えたため「警報」に切り替えました。 全国では36都道府県で警報基準を超えているということです。 県内の保健所管内別では最多が南魚沼で60.00人、次いで上越55.25人、長岡41.54人など警報基準を大きく上回っています。 また新型コロナウイルスも昨年末1週間の定点あたり患者数は7.98人で前週の6.95人から増加しました。全国で緩やかに増加しているといいます。 県は人混みを避けマスク着用や、症状のある時は外出を控える、基本的な感染対策を徹底するよう呼び掛けています。 一方、昨年6月から「警報が」継続されていた手足口病は、定点医療機関あたりの患者数が国の終息基準を下回ったとして、警報が解除されました。