新潟放送

日本付近は10日にかけて引き続き強い冬型の気圧配置となり、強い寒気が流れ込む見込みです。北日本から西日本の日本海側を中心に、引き続き大雪になる所があり、気象庁は大雪による交通障害や暴風雪、高波に警戒するよう呼び掛けています。 【画像を見る】10日（金）～14日（火）の雨と雪のシミュレーション（3時間ごと） 気象庁によりますと、北日本や東日本の上空およそ5500メートルには氷点下30度以下の強い寒気が流れ込む見込みです。このため日本海側を中心に大気の状態が非常に不安定となり、局地的に積乱雲が発達するとしています。 北日本から西日本では10日にかけて大雪となる所があるほか、北日本では10日にかけて、雪を伴って非常に強い風が吹く所もある見込みです。また北日本から西日本にかけての日本海側では10日にかけて、大しけやしけとなる所があるとしています。 気象庁は、冬型の気圧配置や寒気が予想よりも強まった場合は、暴風雪や警報級の大雪、高波となる地域が広がる可能性があるとしています。 山形県や新潟県、富山県、岐阜県の山沿いでは10日午後6時までの24時間に、多い所で70センチの降雪が予想されています。大雪による交通障害などに警戒が必要です。 ■雪の予想 ▼9日午後6時から10日午後6時までに予想される24時間降雪量（多い所） 　東北・北陸・東海　　　　　　　70センチ 　北海道・関東甲信・近畿・中国　60センチ 　四国　　　　　　　　　　　　　30センチ 　九州北部　　　　　　　　　　　25センチ ▼10日午後6時から11日午後6時までに予想される24時間降雪量（多い所） 　東北　　　　　　　　　50センチ 　近畿・中国　　　　　　40センチ 　関東甲信・北陸・東海　30センチ ■風の予想 ▼10日に予想される最大風速（最大瞬間風速） 　北海道　20メートル（35メートル） 　東北　　20メートル（30メートル） 　北陸　　17メートル（30メートル） 　近畿　　18メートル（30メートル） 　中国　　18メートル（30メートル）

■波の予想 ▼10日に予想される波の高さ 　　北海道　　　5メートル 　　東北　　　　5メートル 　　北陸　　　　6メートル　　　　　　　 　　近畿　　　　6メートル　うねりを伴う 　　中国　　　　5メートル　うねりを伴う ■防災事項 ・大雪による交通障害に警戒し、着雪やなだれに注意 ・猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に警戒 ・落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意 ・冬型の気圧配置や寒気が予想よりも強まった場合は、暴風雪や警報級の大雪、高波となる地域が広がる可能性も