四ツ谷に複合スペース「Mikke Gallery/Studio/Window」が誕生。次世代キュレーターとアーティスト育成を目指す
一般社団法人Open Art Labが、四ツ谷駅前に「Mikke Gallery/Studio/Window」(以下Mikke)を8月24日にオープンする。 「Mikke」という名前には、江戸時代から学術や外交の拠点として発展してきた四谷“見附”にほど近い場所で、新しいアートのあり方や楽しみ方、そして才能を「見つける」場にしたいという思いが込められている。8月のグランドオープンに伴い、3名のゲストキュレーターによる展覧会が3期にわたって開催される。 また、Mikkeキュレーターズ・コンペティションも開催。アートやアーティストの魅力を最大限に引き出す「キュレーション」に注目し、国内外から新進気鋭のキュレーターを募集するコンペティションとなる。受賞者には専門家によるアドバイスや展覧会開催の支援金が提供され、彼らの成長とアーティストが活躍できる場の活性化を目指す。本年度のテーマは「実験と拡張」であり、審査基準にはアカデミックな観点に加えて社会への影響力や持続可能性が考慮されるという。 審査員を務めるのは、沓名美和(一般社団法人Open Art Lab代表、現代美術史家、キュレーター、ディレクター)、杉山央(新領域株式会社ART + TECH プロデューサー)、中野信子(脳科学者)、永山祐子(建築家)、福武英明(福武財団理事⻑)、山本浩貴(文化研究者)の6名。 さらに、Mikke Studio Programもスタート。若手アーティストに制作と発表の場を提供し、異なる文化背景を持つアーティストが同じ空間と時間を共有し、創作活動を行う機会を提供することを目的としている。なお、Mikkeのウィンドウギャラリーでは、清川漠展が8月22日まで行われている。