【気象予報士解説】警報級の大雪に警戒 この冬初「大雪に対する緊急発表」 冬タイヤなど雪対策を
冬型の気圧配置により、7日夜から北日本から西日本の日本海側を中心に積雪が増えています。 特に北陸や岐阜の山沿いなどで積雪が増え、新潟県津南町で166センチ、岐阜県白川村で125センチの積雪を観測しています。 年末からの大雪被害を受けて、10の市町村で災害救助法が適用されました。 除雪作業時の落雪などに引き続き注意が必要です。 気象庁は、北日本から西日本の広い範囲でにかけて大雪になる地域があるとして、午後2時から会見を開きました。 今後の予報と注意点について、片平敦気象予報士の解説です。
■警報の基準は地域によって異なる
警報の基準は地域によって違います。 例えば雪が10センチ降ったらどこでも警報ではなく、雪が多い地域でも警報が出たらその地域で危ない状況になるので、警報が出ているかどうかは、しっかりチェックして下さい。 既に雪が積もってるところがあります。 岐阜県高山市は、屋根に雪が積もっています。 8日午後1時半時点で、気温は、0.7度、積雪は7センチです。 これから週末にかけてさらに雪の量が多くなりそうです。 東海地方も大雪の心配がありますが、中でも岐阜県の山間部が雪がかなり多くなってきそうなので警戒が必要な状況です。
■明日9日から10日にかけてが寒気の流れ込みのピーク
上空の寒気の予報です。 平地で雪を降らせるくらいの目安が上空約1500メートルでマイナス6度です。 8日の時点で西日本から東日本一帯が、この寒気に入っています。 これでも寒気は強いですが、明日9日から10日にかけてが寒気の流れ込みのピークです。 マイナス9度からマイナス12度くらいの真冬の寒気がやってくる見通しです。
■北陸地方や岐阜県を中心に、10日にかけて大雪の恐れ
8日の最低気温です。都市部で名古屋は2.9度、大阪も3.3度。神戸も2.2度と厳しい寒さになっています。 9日午後から10日にかけて、雪雲が広がって、10日金曜日の午前0時は四国山地や紀伊山地のあたりにも雪雲が流れ込みます。 特に北陸地方や岐阜県を中心に、10日にかけて大雪の恐れがあります。
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