米澤穂信、森見登美彦、有栖川有栖を抑えて1位に輝いたのは…直木賞候補にもなった「あの作品」 2024年の「週刊文春ミステリーベスト10」を発表!
今年で48回目を迎えた「週刊文春ミステリーベスト10」。 アンケートに回答したのは全国の日本推理作家協会会員及びミステリー作家、文芸評論家、書店員、翻訳家、各大学ミステリー研究会など。 【写真】この記事の写真を見る(23枚) 「週刊文春」(12月12日号) では国内部門1位、海外部門1位の著者のインタビューを掲載しています。 ランクインした作品のあらすじ、投票コメントは電子書籍『 週刊文春ミステリーベスト10 2024 』にも掲載されています。
海外部門ベスト10、人気作家が帰ってきた!
まずは海外部門。本ランキング常連の人気作家が帰ってきた――。スティーヴン・キングを抑えて1位に輝いたのは? 海外部門ベスト10入りした作品と順位は以下の通り。 10位 『 邪悪なる大蛇 』 ピエール・ルメートル 文藝春秋 55点 9位 『 エイレングラフ弁護士の事件簿 』 ローレンス・ブロック 文春文庫 56点 8位 『 ぼくの家族はみんな誰かを殺してる 』 ベンジャミン・スティーヴンソン ハーバーBOOKS 57点 7位 『 喪服の似合う少女 』 陸 秋槎 ハヤカワ・ポケット・ミステリ 59点 6位 『 ウナギの罠 』 ヤーン・エクストレム 扶桑社ミステリー 63点 5位 『 すべての罪は血を流す 』 S・A コスビー ハーバーBOOKS 64点 4位 『 ボタニストの殺人 』上・下 M・W・クレイヴン ハヤカワ・ミステリ文庫 74点 3位 『 両京十五日 』Ⅰ凶兆・Ⅱ天命 馬伯庸 ハヤカワ・ポケット・ミステリ 117点 2位 『 ビリー・サマーズ 』 スティーヴン・キング 文藝春秋 134点 1位 『 死はすぐそばに 』 アンソニー・ホロヴィッツ 創元推理文庫 160点
国内部門ベスト10、受賞したのは「あの作品」
国内部門では米澤穂信さん、森見登美彦さん、有栖川有栖さんなど人気作家が鎬を削るなか、今年のミステリ各章を総なめにし、直木賞候補にもなった「あの作品」が2位にダブルスコアをつけて受賞しました。 国内部門ベスト10入りした作品と順位は以下の通り。 10位 『 日本扇の謎 』 有栖川有栖 講談社ノベルス 41点 10位 『 シャーロック・ホームズの凱旋 』 森見登美彦 中央公論新社 41点 9位 『 少女には向かない完全犯罪 』 方丈貴恵 講談社 47点 8位 『 乱歩殺人事件――「悪霊」ふたたび 』 芦辺拓・江戸川乱歩 KADOKAWA 48点 7位 『 明智恭介の奔走 』 今村昌弘 東京創元社 49点 6位 『 ぼくは化け物きみは怪物 』 白井智之 光文社 50点 5位 『 法廷占拠 爆弾2 』 呉勝浩 講談社 57点 4位 『 檜垣澤家の炎上 』 永嶋恵美 新潮文庫 68点 3位 『 禁忌の子 』 山口未桜 東京創元社 76点 2位 『 冬期限定ボンボンショコラ事件 』 米澤穂信 創元推理文庫 103点 1位 『 地雷グリコ 』 青崎有吾 KADOKAWA 258点 ランクインした作品のあらすじ、投票コメントは 「週刊文春」(12月12日号) や電子書籍『 週刊文春ミステリーベスト10 2024 』でご確認ください。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年12月12日号