チームトップの6点目を決めた柏FW木下康介「2トップはやりやすい」「強力な相方がいるんで」
[5.25 J1第16節 川崎F 1-1 柏 U等々力] 出場522分で6ゴール。短い出場機会でゴールを重ねているのが、今季から完全移籍で柏レイソルに加入したFW木下康介だ。 【写真】「マジで美人」「可愛すぎてカード出る」現地観戦した女子アナに称賛集まる 1点を追う展開となったアウェーでの川崎F戦でも、同点弾は木下の右足から生まれる。後半24分、敵陣でMF白井永地が倒されてFKを獲得すると、キッカーを務めたのはFWマテウス・サヴィオ。10番の右足から放たれたクロスは、「サヴィオとアイコンタクトが取れていた」というファーサイドの木下へと向かう。クロスをシュートすることはできなかったが、そのルーズボールをGKチョン・ソンリョンがパンチングで逃げると、こぼれ球をMF戸嶋祥郎がボレーでとらえる。 「サチ(戸嶋)のシュートのタイミングで、体はこぼれに反応できていました」(木下) 戸嶋のシュートはGKソンリョンの左を抜けて、カバーに入ったMF脇坂泰斗が体に当てたが、木下が抜け目なくつめて、今季6点目を挙げた。 柏の2トップの軸は、昨季14得点を記録し日本代表デビューも果たしたFW細谷真大だ。しかし、細谷がU-23日本代表の活動があったこともあり、FW登録で開幕から全試合に出場しているのは木下のみ。先発より途中出場のほうが多く、6ゴールのうち4ゴールは途中出場によるものだが、指揮官からの信頼の高さがうかがえる。柏では守備面でのタスクも2トップには課せられているが、「京都ではWGをやっていましたけど、守備の部分はだいぶ求められていたので。走れる力は持ってます」と木下は自負する。 前所属の京都では4-3-3の左WGが主戦場だったが、柏が採用しているのは4-4-2。2トップでプレーできていることも、木下が活躍している一因であるようだ。「2トップはやりやすいですよ。やっぱり2人の関係性で崩していけますし、特に強力な相方がいるんで(笑)」と細谷との関係性にも期待を抱かせた。 「毎試合1点、2点取れるように努力はしているので、それがいい形で出ているのかなと思います。今日で言えば追加点を取れるチャンスもあったので、そこを次につなげたい」 J1でのキャリアハイを更新し続ける29歳のストライカーは、さらなるゴールを誓った。