バニャイアが第20戦スプリント制覇、優勝争いは最終レースへ
【AFP=時事】ロードレース世界選手権、最終第20戦ソリダリティGPは16日、スペイン・バルセロナのカタルーニャ・サーキットでMotoGPクラスのスプリントが行われ、ドゥカティ・レノボ・チームのフランチェスコ・バニャイア(イタリア)が勝利を挙げ、総合争いの行方を今季最後のレースに持ち込んだ。 【写真】レースに臨むバニャイア、バスティアーニ、マルティン 総合首位に立つプラマック・レーシングのホルヘ・マルティン(スペイン)は3番手でフィニッシュし、同2位につけるバニャイアと19ポイント差で17日の決勝レースに臨むことが決まった。スプリントの2位には、バニャイアのチームメートのエネア・バスティアニーニ(イタリア)が入った。 24ポイント差でバルセロナ入りしたバニャイアは、マルティンの初の総合優勝を阻むためにはスプリントと決勝の両方での優勝が必要となっている。 今季は19戦で10勝を挙げているものの、一貫性のなさに苦しんできた。それでも2週間前のマレーシアGPでは圧勝を飾っており、今GPでもスプリントと決勝のポールポジションを獲得している。 バニャイアが総合制覇を果たすには、優勝した上でマルティンが9位以下、2位に入った場合はマルティンが15位以下でレースを終える必要がある。 今季最終戦はバレンシアでの開催が予定されていたが、記録的な洪水被害に見舞われたため開催場所の変更が余儀なくされた。大会名はバレンシアの人々を支援するための「連帯」を意味するソリダリティGPと名付けられた。【翻訳編集】 AFPBB News