【MLB】マリナーズが一塁手補強を狙う 第1希望はウォーカー ガーディアンズ・ネイラーも獲得候補に
マリナーズは今オフ、一塁手の補強を最優先課題としている。現状では外野手登録のルーク・レイリーが一塁手の1番手という状況だが、打線強化のためにも強打の一塁手を獲得したいと考えているようだ。そんななか、「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者は、マリナーズがジョシュ・ネイラー(ガーディアンズ)のトレードについて問い合わせを行っていることを報じた。また、地元紙「シアトル・タイムズ」によると、マリナーズの第1希望はダイヤモンドバックスからFAとなったクリスチャン・ウォーカーのようだ。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ マリナーズのジャスティン・ホランダーGMは「一塁には何らかのインパクトを与えられる補強をしたい」と語り、一塁手の補強に動く方針を明言。トレード市場では今季キャリアハイの31本塁打&108打点を記録し、FAまであと1年となったガーディアンズのネイラーに目を向けている模様だ。 しかし、地元紙「シアトル・タイムズ」の報道によると、マリナーズの補強リストの最上位には、オフシーズンが始まった当初からウォーカーの名前があるという。直近3年間で95本塁打、281打点、OPS.813をマークし、3年連続でゴールドグラブ賞を受賞しているウォーカーは、今オフのFA市場においてピート・アロンソと並ぶビッグネームの一塁手。もちろん、獲得するためには大型契約が必要になることは間違いない。 マリナーズは現時点で補強資金が1500万ドル程度しかないとみられており、年平均2000万ドルから2500万ドルくらいの複数年契約が必要になるウォーカーを獲得するのは難しい。しかし、噂されている右腕ルイス・カスティーヨのトレードを成立させることができれば、ウォーカー獲得の資金を捻出することができるはずだ。また、マリナーズは課題の二塁手補強を同時に実現するために、カスティーヨをカブスへ放出してニコ・ホーナーを獲得したいと考えているようだ。 一塁に限らず、内野を中心とした野手陣のアップグレードが課題となっているマリナーズ。カスティーヨの放出、ウォーカーとホーナーの獲得という思い通りの補強を実現することはできるだろうか。