天皇ご一家、静養先の御料牧場を散策 愛子さまは就職後“初の休暇”
日テレNEWS NNN
天皇皇后両陛下と長女の愛子さまは、2日から栃木県にある御料牧場で静養に入られました。愛子さまにとっては、就職後、初めての休暇となります。 ◇ 栃木県にある宮内庁の御料牧場。午後4時20分ごろ、天皇皇后両陛下と長女の愛子さまが到着し、出迎えに笑顔を見せられました。
皇后さま 「緑が今鮮やかで、きれいな空気を吸って」 出迎え 「現在もジョギングなどされていますか?」 陛下 「やっています」 出迎え 「ぜひこのきれいな空気の中で、ジョギングを楽しんでいただければと思います」 愛子さま 「サイクリングも」 皇后さま 「サイクリングも気持ちいいですね」 2日から、御料牧場で静養に入られた天皇ご一家。午後5時半ごろ、3人そろって牧場内を散策されました。 皇后さま 「しっぽふってる、子馬が。見える?」 今年、日本赤十字社に入社された愛子さまにとっては、就職後、初めての休暇となります。
愛子さまが初めて御料牧場に来られたのは、生後約11か月の2002年。両陛下は、愛子さまを交互に抱かれるなど、仲むつまじいご様子でした。 愛子さまは、牛を見つけると、声を出したり、身を乗り出されたり。さらに、牛に触ろうとして、手を伸ばすなど、大変興味を示されていました。皇后さまは愛子さまに優しく語りかけられていました。 「牛さんいたね。牛さん、皆休んでますね」 ご一家は、コロナ禍前は毎年、御料牧場で静養されてきましたが、感染拡大後は控えていて、4年ぶりとなった去年のご静養では、両陛下にこんなハプニングが… 陛下 「あそこにちょっと桜が… ごめんなさい」 皇后さま 「ごっつんこ」 天皇陛下と皇后さまの頭がぶつかり、お互い、ほほ笑まれる場面が話題となりました。
宮内庁は、去年のご静養の際に御料牧場内で撮影された、天皇ご一家のプライベートな写真を公開しています。 ご一家は自転車で牧場内を移動し、子馬やこの日生まれたばかりの子牛と触れ合われる姿も。この子牛には、愛子さまが両陛下と相談し、「レインボー」と名付けられたということです。 写真には鶏卵やタケノコ、イチゴの収穫を楽しむ様子もあり、家族水入らずでリラックスされた笑顔もありました。 今年も、栃木県にある御料牧場で静養される天皇ご一家。御料牧場は、皇室のための乗馬用の馬を飼育しているほか、皇室用の肉、卵、野菜などの生産を行っていて、食肉や乳製品などは、宮中晩さん会や園遊会でも提供されます。