芸能人の“移籍など妨害”独禁法違反のおそれ 公取委が初の実態調査
日テレNEWS NNN
公正取引委員会は、芸能事務所と芸能人との関係などについて初めて実態調査を行い結果をまとめました。事務所からの移籍などで妨害があったなどの声が複数よせられています。 公正取引委員会は、歌手や俳優、タレントら芸能人と芸能事務所の契約関係について、芸能人およそ30人への聞き取りや、芸能事務所へのアンケートなどを通じて、実態を調べました。 芸能人らからは、芸能事務所に退所を申し出た際に「退所までに5年以上かかった」「わがままな芸能人であるかのような悪評を流された」などの回答があったとしています。 また、退所後に元の芸名などの使用を制限している事務所もあるとしています。 公正取引委員会は、これらの行為は芸能事務所による「優越的地位の乱用」などにあたり問題があるとみていて、これらの行為を是正するため来年以降にガイドラインを作成する方針です。