早起きした人だけが味わえる「絶品朝メシ」 金賞受賞のなめろう丼…究極のTKGとは?
■元は漁師の食べ方 煮汁をかけるTKG
そしてこの店には、早起きした人だけが味わえる究極の朝ごはんがあるんです。 地元客 「朝と言えば“卵かけごはん”ですよね」 「卵かけごはん」が1460円!?と思いますが…、実はこれ、そんじょそこらのTKGとは違うんです! 東京から 「卵が元気。卵が普通の卵じゃない」 使われているのは、福岡県産の「つまんでご卵(らん)」。その名の通り、黄身をつまんでも割れず、濃厚な味が特徴です。その卵をアツアツのご飯ヘ。この店では醤油ではなく特製の煮汁をかけるんです。 栃木から 「お魚のダシは初めて」 相模湾でとれたキンメダイをベースに、数種類の魚のアラを1時間ほど煮込んで作った煮汁。 江ノ島小屋 広報 苅米政彦さん 「うまみが増している(煮汁)を卵にかけるのはウチでしか食べられない」 さらにこだわりが。客の前で削るのは、鹿児島県産の半生のカツオ節。削りたてを提供するのは、しっとりした食感を実感してもらいたいからだといいます。 県外からやってきた2人。早起きしたかいがあったようです。 東京から 「(煮汁をかけて)食べたことないもんね。卵とお魚がすごく合う」 「こんなイイお天気でこんな朝ごはん食べられて幸せ」 朝だけしか味わえない究極の卵かけご飯。実は、早朝まで働く漁師の食べ方だったのです。 苅米さん 「オーナーが漁師の家系で、漁師がもともと食べていた食べ方。色々な魚を煮魚にして、余った煮汁を煮詰めてご飯に卵と一緒にかけて食べる。一番おいしい食べ方を知っているのは漁師さん」 早起きした人だけが味わえる絶品朝ごはんです。
■“一生に一度”の限定ラーメン
所変わって東京・目黒。 常連客 「(Q.お目当ては?)限定ラーメン」 「スペシャルなので、それ目当てで来ました」 午前6時ごろにオープンする目黒にある「えーちゃん食堂」。普段は、豚と魚介系のダブルスープの「しょうゆラーメン」などを提供していますが、この日は限定ラーメンのみ。 早朝から並んで食べる理由は、月に数回の提供で毎回メニューが違うため、店主いわく“一生に一度”しか味わえないといいます。 この日の限定ラーメンは「牡蠣ラーメン」。カキを使った特製スープは手間がかかるため120食限定です。 常連客 「(スープは)あっさりだけど、コクも油もあるのでバランスがよくておいしい」 見れば、お客さんのほとんどがスープを飲み干していました。