パリ五輪女子バレーの山田選手が一日警察署長
愛知県警豊橋署
愛知県警豊橋署は19日、豊橋中央高校出身で女子バレーボール選手の山田二千華さん(24)=NECレッドロケッツ所属=を一日警察署長に委嘱。母校であったバレーボール教室と交通安全教室に参加した。【北川壱暉】 竹村賢二署長から委嘱状を受け取った山田さんは、約60人のバレーボール部員と保護者らを前に自転車シミュレーターを体験。「左右後ろなど確認することが多いので大変」ともらす場面もあった。その後は竹村署長と対談し、山田さんは「バレーを楽しむためにもけがをしてほしくない。ヘルメットをかぶって安全運転して」と生徒たちに呼び掛けた。 会場からは、食生活やブロックの仕方、高校時代の様子、好きなことなどの質問が出た。恩師の小林幸夫総監督から「次のロス五輪は目指すか」と尋ねられると「目指します」と高らかに宣言した。
バレー教室も
バレーボール教室では、山田さんが放つ勢いのあるスパイクを拾おうと、部員らが次々挑んだ。山田さんと同じミドルブロッカーというバレー部2年の佐藤碧さんは「昔から山田選手を見ていた。スパイクの威力がすごかった。私もあんな風にプレーしてみたい」と興奮した様子。別の女子部員は「今後はヘルメットをかぶっていきたい」と話した。 山田選手は、184㌢の長身を生かしたブロックやスパイクを武器に東京、パリと2大会連続でオリンピックの日本代表に選ばれた。
東愛知新聞社