関商工、宿敵岐阜工下し、2大会連続43回目の花園切符 全国高校ラグビー岐阜県大会決勝
第104回全国高校ラグビー大会岐阜県大会は10日、長良川球技メドウで決勝戦が行われ、関商工が24対22で岐阜工を下し、2大会連続43回目の花園切符を手にしました。 2大会ぶり48回目の宿敵同士の決勝対決となった関商工対岐阜工業は前半19分にキャプテン、№8の各務のトライとSO堀のコンバージョンで関商工が7対0とリードしましたが、岐阜工業が26分にLOの藤村がトライを決め、WTB奥村がゴールを成功させて7対7の同点に追いつきました。その1分後に関商工は展開からWTB青田涼が右中間に飛び込んで、再びリードを奪い、12対10で試合を折り返しました。 後半に入り、岐阜工業が6分と9分にCTB廣田の連続トライなどで22対12と10点をリードしますが、関商工は15分にLO薮下がトライ、18分にはFB渡辺が60mを独走して同点トライを奪い、SO堀が勝ち越しのゴールを決めて24対22で2点をリードしました。 これに対し岐阜工業は試合終了間際に相手反則から決めれば25対24となる逆転のペナルティーゴールを狙いますが、右に外れ、そのまま関商工が逃げ切り、24対22で宿敵対決を制し2大会連続43回目の全国大会出場を決めました。 関商工、吉田英生監督 「素直にほっとしています。どちらが先に4トライを取るかがポイントだった。逆転、リードされてもまだ時間が早かった。後半勝負で臨んでいたの諦めなかった。全国大会ではシード校を破り花園で正月を迎えたい」 関商工、各務陽向主将 「ノーサイドの瞬間は安心した。勝因はノーペナルティーだったこと。先制トライは自分の持ち味を出せた。ひたすら苦しい展開だったが、FW、BKの強みを出せた。花園で正月を迎えたい」 全国大会は12月7日に抽選が行われ、東大阪市の花園ラグビー場で12月27日から1月7日まで行われます。