PXGヘッド×デザインチューニングシャフト。「HS40前後のアベレージゴルファーにピッタリ!」(堀越プロ)【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバーをキング・オブ・試打が語る】
「PXG『0311 Black Ops』とデザインチューニング『ZERO 50 S』がおすすめのセッティング」と中野さん。「シャフトはロースピン、かつ、つかまえやすい先中調子系。そのシャフトにヘッドが返りにくいPXG『0311 Black Ops』を組み合わせることで、メリットを活かしつつ、デメリットは相殺できる組み合わせにしています。10.5度にすることで最低限のつかまりが期待できるので、見た目の安心感もあります。基本は方向性か飛距離かの2択を選択しなくてはいけませんが、高いレベルで方向性と飛距離性があるクラブの組み合わせだと思っています。またソール部分にあるウェイトを調整して弾道やつかまりの微調整が可能なため、短尺や長尺など、様々なニーズに応えられるヘッドです」という。中野さんの周りには今回のヘッドを使用しているゴルファーが多く、様々な意見を基に組み立てた納得の行く組み合わせだ。
●ヘッド/PXG 0311 Black Ops(ロフト10.5度)
Black Ops ドライバーは、フェース素材には独自の高強度チタン合金を、また部分肉厚設計で、効率的なエネルギー伝達を可能にした。ボディは新しい高強度複合構造で、クラウンとソールには、ハイグレードカーボンファイバーを採用。これにより、余剰重量を効果的に配置でき、慣性モーメントを高め、重心位置をより低く深くでき、高打ち出し、低スピン設計に。価格(税込)/10万4500万円(純正シャフトの場合)
●シャフト/デザインチューニング ZERO MODE 50 S
ムチのようにしなる軽量50gシャフトながら、80t高弾性繊維をダブルバイアスで使用したことにより、「弾き」と「走り」を高次元で融合。叩きに行けるゴルファーに、大きな飛距離を約束。FスペックからXスペックまで、幅広いレンジをカバー、あらゆるゴルファーに試して欲しい新感覚シャフト。価格(税込)/8万8000万円
大慣性モーメントを狙ったヘッド
ここからは堀越プロの試打結果とインプレッションをお届けしよう。 「PXGのヘッドははじめてですが、構えた顔は奇をてらった感じはまったくなく、オーソドックスで構えやすいですね。ソールやクラウンにカーボンを多く使用していることから、余剰重量をヘッド後方に持っていき、慣性モーメントが大きいヘッドだということがわかります。慣性モーメントが大きいとオフセンターヒットしたときのヘッドのブレが抑えられ、打ち出し方向のズレが抑えられるのが最大のメリットです。逆にヘッドが返りにくくなるデメリットがありますので、そこらへんがどうなるかがクラブの性能として重要だと思います。素振りしてみた印象では、シャフトはいい意味で何もしないイメージです。ヘッドの性能がそのまま出るのではないかと思います。ヘッドスピードはいつもどおり42m/s前後で試打していきたいと思います」と堀越プロ。
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