リニューアルの防府競輪場で竣工式/来月1日にオープン、同9日から本場開催再開
老朽化を受け、2022年11月から施設整備が進められていた防府競輪場(山口県防府市)が10月1日にリニューアルオープンするのを前に、竣工式が22日、同競輪場で開かれた。池田豊市長や木戸寛JKA会長ら関係者約50人が出席し、テープカットなどで祝った。 竣工式では池田豊防府市長が「9月22日は75年前の1949年に防府市に競輪場が開設された日です。開設記念の日に新たな競輪場に生まれ変わることができました。11月の開設記念競輪では、6連覇中の地元の清水裕友選手に7連覇の偉業で新しい競輪場に花を添えていただきたいと願っています」とあいさつ。
木戸寛JKA会長も「今、中国地区は地元の清水裕友選手、広島のグランプリチャンピオンの松浦悠士選手や若手の町田太我選手、岡山の太田海也選手ら若手からベテランまで非常に厚い層を抱えた一大競輪王国です。10月9日から生まれ変わった防府競輪場で選手たちの熱い戦いが繰り広げられます。多くのお客様が来場されることを楽しみにしています」と地元地区選手の活躍とともに、生まれ変わった同競輪場の発展を熱く語った。 リニューアルのコンセプトは「市民に親しまれ、自転車を通じた交流の輪が広がる競輪場」。メインスタンドを建て替え、子どもから大人まですべての来場者が利用しやすい競輪場として生まれ変わった。総工費は約29億2700万円。 メインスタンドに投票所や観覧席、フードコートなどを集約。西側に「KEIRINパーク」を整備し、子どもたちに人気がある「ふわふわドーム」やBMXなどの自転車で遊べる「バンプトラックコース」、自転車の練習ができる「自転車広場」などを設けた。 リニューアルオープン当日の10月1日には、一時休止していた場外発売を再開し、新施設をファンにお披露目する。同5日から記念イベントとして「防府けいりんこどもまつり」(入場無料)を開催。同9日から「FⅡモーニング7」で本場開催を再開し、11月1~4日にGⅢの「開設75周年記念 周防国府杯争奪戦」を開催する。