飛鳥・藤原の推薦案提出、4回目 26年の世界遺産登録目指す
2026年の世界文化遺産登録を目指す奈良県の「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」について、県や関係自治体でつくる登録推進協議会は15日、遺産価値を説明した推薦書素案を文化庁に提出したと明らかにした。素案提出は4回目。 国の文化審議会は昨年、「登録に必要な保護措置が十分でない」として推薦を見送っており、新たに史跡範囲の追加指定などを行った。26年登録には、文化審議会が本年度の候補に選んだ上で、ユネスコに推薦する必要がある。 協議会会長を務める山下真知事は「構成資産は長い間地域の人々が守ってきたものであり、奈良県だけでなく、世界の人々にとって非常に価値がある」と語った。