共産党志位委員長が会見(全文2完)安倍政権の外交、自主性なく米の言いなり
22日投開票の衆院選について、共産党の志位和夫委員長が16日午後1時45分から東京の外国特派員協会で記者会見した。 ※一部、判別できない箇所がございますことをご了承ください。
雨が続いているが、選挙は自公が有利なのではないか
シンガポール・プレス・ホールディングス:シンガポール・プレス・ホールディングス日本特派員の〓フ*00:28:43〓と申します。私が知りたいのは今の雨の日が続いて1週間ですると、いわゆる自公のほうが有利ですか、または。 志位:雨ですか。 シンガポール・プレス・ホールディングス:雨です。それはどっち、経験から言うとですね、はい。本当に自民党はあんまりFCCJには来ないんですよ。わりと外交に関してあまり関心がないかなと、たまに私たち会員が思います。 で、先ほど一番大事なのは外交と言ってました。安倍首相も積極的な外交とおっしゃいましたよね。こういう言い方っていうのは、日本国民はどういうふうに理解しているかちょっと知りたいですね。 志位:いろんな受け止め方があると思います。ただ2つの事実に目を向けていただきたいと思います。1つは、核兵器禁止条約に日本政府が背を向けているという事実です。唯一の戦争被爆国の政府であるにも関わらず、この態度はあまりに情けないのではないかという強い批判が被爆者の皆さんから寄せられています。アメリカの顔色を伺い、この歴史的な条約へのサインを拒むという、アメリカ言いなりの姿勢がここに現れています。 もう1つは沖縄です。沖縄では県民の皆さんが選挙で何度も何度も辺野古の新基地は認めないという審判を下しています。これが民主主義の国で許されるのかということは、強く問われると思います。先日は米軍のヘリが民有地に墜落するという事故も起こりました。沖縄県の翁長知事は沖縄県民にとってはまさにこれこそ国難だというふうに強く糾弾しました。まさにアメリカ言いなりの姿勢を取って、県民を踏みつけにする、ここにも大きな問題が表れています。 安倍政権のやってる外交というのはそこには自主的な外交のかけらもありません。軍事を優先するそして米国を優先するこういう姿があるだけです。ぜひここでは大きな展開が必要だと、私たちは訴えています。