1400年以上の歴史を持つ「ミルキーブルーの天空温泉」!? 極上の温泉&グルメ体験ができる「那須湯本温泉 松川屋」とは
●芳ばしい香り、レモン水味、クリーミーな感触の硫黄泉! 湯色以外の魅力も素晴らしい源泉
泉質は、単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)など。那須湯本温泉の伝統的な源泉「鹿の湯」などを引湯し、何の加工もせずに湧いたまま利用しています。 泉質通りの硫黄(硫化水素)の香りが温泉情緒を高めてくれ、なめてみると程よい酸味と甘味で、レモン水のような味わいでした。 硫黄の成分はとても濃厚で、湯口まわりや湯の中には、白い「湯の花」が可愛らしくひらひらと舞っています。湯につかっていると、その湯の花が肌によくなじみ、スベスベでクリーミーな感触。 湯上りは、透き通ったようなサラサラ肌を実感することができます。この成分が、美しいミルキーブルーの色合いを作り出してくれているのですね。
●温泉街はグルメの宝庫! 那須のチーズを使ったピッツァが絶品
温泉に入りリフレッシュすれば、自然とお腹も空いてくるものです。松川屋 那須高原ホテルは、現在日帰り入浴のみの営業。 そのため、湯上りの食事は温泉街の近くで食べることにしました(宿泊営業は2024年秋ごろ再開予定です)。 私のおすすめは、松川屋 那須高原ホテルから車で10分ほどの距離にある「石窯ピッツァ Powwow(パウワウ)」。 こちらは、洋風レトロで落ち着いた雰囲気のペンション内にあるレストランで、薪の石窯で焼いたピッツァと熱々の石窯料理を楽しむことができます。 この日は、「那須産モッツァレラマルゲリータピッツァ」と、「カマンベールチーズピザピッツァ」を注文しました。 もちろん、どちらも美味しくて大満足。チーズの量がとても多く、チーズ好きにはたまらないピッツァだと思います。無心で食べきり、食後は、満腹感以上に心の満足感がひとしおでした。
●温泉の個性は千差万別! 「湯色」から温泉を楽しむのもおすすめです
日本には約3000か所の温泉地に、2万7000もの源泉が湧いていますが、その個性は千差万別。 気温、天気、降雨量など、源泉のコンディションによっても、色、香り、肌触りなどは変化します。 人間と同じように、多少似ているところはあっても、ひとつとして同じ温泉はありません。今回フォーカスした「湯色」は、そんな温泉の個性を楽しむための、大切な要素のひとつですね。 いかにも温泉らしい、ミルキーな湯色は、見た目からも極上の癒しを感じられることでしょう。
小松歩