【スーパーGT結果】ニッサンZがGW恒例GT富士戦で1-2! シビック・タイプR-GTは2戦連続の表彰台
日本モータースポーツ界におけるゴールデンウィークの恒例行事であるスーパーGT“第2戦富士”が富士スピードウェイで開催された。5万3900人の大観衆が見守るなか行われた3時間レースでは、NISMOが車両メンテナンスを担当するZがワン・ツー・フィニッシュを決めた。スーパーGTシリーズは5月4日、静岡県の富士スピードウェイで2024年シーズン第2戦『FUJI GT 3Hours RACE』の決勝を開催。GT500クラスはNiterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)が、GT300クラスはJLOC Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が優勝を飾った。 【画像ギャラリー】スーパーGTシリーズ第2戦富士 新型コロナウィルス感染症の流行により変則スケジュールとなった2020年を除き、ゴールデンウィーク中の富士ではほぼ毎年、スーパーGTのレースが開催されてきた。 同シリーズのレースはこれまで250km~1000kmの距離で争われてきたが、2024年シーズンは新たに“3時間レース”を採用。今回の第2戦富士がその新フォーマットで行われる最初のレースとなった。 3日に行われた予選では、GT500クラスはAstemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)がポールポジションを獲得。2番手にはNiterra MOTUL Z、3番手にはMOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)のニッサン勢2台が並んだ。 一方のGT300クラスではJLOC Lamborghini GT3がトップ。2番手にグッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)、3番手にリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)がつけた。 4日の決勝は快晴の下、ドライコンディションで行われた。 スタート直後のTGRコーナー(1コーナー)では、ポールシッターのAstemo CIVIC TYPE R-GTに2番手発進のNiterra MOTUL Zがアウト側から仕掛けると、コカ・コーラコーナーまでにオーバーテイクに成功。Niterra MOTUL Zがレースをリードする一方で、23周目には3番手のMOTUL AUTECH ZがTGRコーナーでAstemo CIVIC TYPE R-GTをパス。これでNISMOの2台がワン・ツー態勢となった。 最初のピットストップではMOTUL AUTECH ZがAstemo CIVIC TYPE R-GTの先行を許すも、2度目のピットのタイミングで逆転に成功。そのままNiterra MOTUL Zが優勝、2位にMOTUL AUTECH Zが入り、NISMOがワン・ツー・フィニッシュを果たした。 3位にはAstemo CIVIC TYPE R-GTが入り、今季デビューを飾ったシビック・タイプR-GTは開幕戦岡山に続き2戦連続の表彰台獲得となった。 GT300クラスでは、ポールシッターのJLOC Lamborghini GT3が序盤から優れたレースペースを発揮。スタート直後から後続を引き離すと、レース後半もマージンを維持してトップでチェッカーを受けた。 2位はリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R、3位は昨年のクラスチャンピオンであるGreen Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)となった。 2024年シーズン第3戦『SUZUKA GT 3Hours RACE』は6月1~2日、三重県の鈴鹿サーキットにて開催される。 2024年スーパーGTシリーズ 第2戦富士決勝結果(GT500クラス) 2024年スーパーGTシリーズ 第2戦富士決勝結果(GT300クラス) 2024年スーパーGTシリーズ GT500クラス ドライバーランキング(第2戦富士終了時点) 2024年スーパーGTシリーズ GT300クラス ドライバーランキング(第2戦富士終了時点)
MotorFan編集部