スノーピークのMBO成立 上場やめ、海外事業強化へ
キャンプ用品大手のスノーピーク(新潟県三条市)は13日、経営陣による自社買収(MBO)が成立したと発表した。6月ごろに開く臨時株主総会を経て、東京証券取引所プライム市場への上場を廃止する。長期的な観点で改革を進め、国内のキャンプ人気が落ち込む中で海外事業の強化に取り組む。 米投資ファンドのベインキャピタルと組み、株式公開買い付け(TOB)を2月21日から4月12日まで実施。議決権ベースで約6割の応募があった。 スノーピークは2023年12月期連結決算の純利益が前期比99.9%減の100万円と、業績が落ち込んでいた。