<花開く春・20センバツ国士舘>選手紹介/12 池田柊斗捕手(2年) 出番に備え日々努力 /東京
<第92回選抜高校野球> 控え捕手。出番は突然訪れるかもしれないし、ベンチを温めるだけかもしれない、難しい立場。それでも、「甲子園に立てるチャンスをもらった」と前を向く。成長したいと続ける努力は、すべて「その時」のためだ。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 小学校の頃から捕手だった。体の細さを気にして、国士舘ではいったん内野手に転向した。だが2年の春、捕手が少ないチーム事情から、再びマスクをかぶることになった。 新チームで迎えた秋の都大会は、「食らいついていけ」という池田泉コーチの助言を守って、本大会から念願のベンチ入り。まだ公式戦には出場していないものの、晴れてセンバツでもベンチの席を確保した。 「打者の反応などを敏感に察しながら、自分の配球次第で試合を決定付ける駆け引きが楽しい」。捕手の魅力をそう説明する。体重増に取り組み、入学時から10キロ増やした。捕球技術の高さは永田昌弘監督も評価する。 年の離れた兄に影響されて野球を始めた。仲がよく、兄弟で温泉巡りをするのが趣味という。【川村咲平】=随時掲載 ……………………………………………………………………………………………………… 「チーム一丸となって勝つ」。179センチ63キロ、右投げ左打ち 〔都内版〕