「歳の市」正月飾り並ぶ 伊勢・おかげ横丁 三重
新年の正月飾りや縁起物をそろえた年末恒例「歳の市」が、三重県伊勢市の伊勢神宮内宮近くのおかげ横丁で開かれている。28日まで。 伊勢は、1年を通して玄関にしめ縄を飾る風習がある。横丁内の屋台や特設会場では、魔よけのいわれがある「蘇民将来子孫家門」や「笑門」の木札が付いた伊勢地方のしめ縄が販売され、毎年人気を集めている。鏡餅やもち花といった正月飾り、来年の干支(えと)「巳(み)」にちなんだヘビをモチーフにした雑貨なども取りそろえ、観光客らが買い物を楽しんでいる。 正月飾りを手作りする体験もある。職人に教わるしめ縄作り(23日まで)やイグサを使った正月リース作り(22日まで)、卓上サイズのミニ門松作り(28日まで)などが楽しめる。 広報担当者は「おかげ横丁で、新しい年を迎える準備を楽しんでもらえたら」と話していた。