埼玉きょうも大気不安定 きのう4万2千軒超が停電、床上浸水も…非常に激しい雷雨、広い範囲で きょうも雷雨に注意
埼玉県内では27日夕方、広い範囲で雷雨となった。熊谷地方気象台によると、さいたま市では午後5時~同6時の1時間に、レーダーによる解析で約80ミリの猛烈な雨が降ったとみられるという。レーダーの解析では、同5時30分~同6時30分の1時間に、上尾市と蓮田市でも約60ミリ、伊奈町では約50ミリと、いずれも非常に激しい雨が降ったとみられる。このほかの場所でも、短時間に30~40ミリの雨が広範囲で降ったと解析されたという。 昨日の落雷した瞬間の写真 激しい風で木々が揺れ、閃光が走る 電線の上に見える無数の稲妻【写真2枚】
同気象台によると、湿った空気が入って大気の状態が非常に不安定だったことに加え、県内の全観測地点8カ所で最高気温が35度を超える猛暑日となって気温が上がり、積乱雲が発達したため、激しい雷雨になったという。大気の不安定な状態は28日も続くことから、同気象台は雷雨に注意を呼びかけている。 ■上尾や桶川などで停電 床上浸水も 上尾市によると、午後7時ごろの段階で、2軒で床上浸水が発生した。 東京電力パワーグリッドによると、県内では27日午後6時50分ごろの段階で4万2790軒が停電。うち上尾市が2万5290軒と最多で、桶川市は9080軒、さいたま市北区が3220軒などで停電が続いた。