皆既日食が北米大陸約4000キロを縦断、「人生に1度」のショーに全米興奮
北米の広範囲で8日、月が太陽を完全に隠す皆既日食が観測された。大勢の人が空を見上げ、黒く染まった太陽のもと、歓声や音楽で7年ぶりの天体ショーを祝った。 今回の皆既日食はテキサス州など15州を、幅平均約185キロ、距離約4000キロにわたって縦断した。人口約3200万人が暮らす地域が皆既日食の範囲に入ったとみられる。 太陽が完全に隠れた時間は最長で4分28秒と、およそ2分42秒続いた前回2017年の皆既日食を上回った。次に米本土で皆既日食が観測できるのは2044年。