久保建英のリバプール移籍話は「日本発」も、ユーロ優勝メンバー5人のソシエダに激変の可能性
【ポイントはストライカーの補強】 新シーズンに向け、チームは補強に動いている最中だ。 まずはマンチェスター・シティの左利きオールラウンダー、セルヒオ・ゴメスを獲得した。「バルサ育ちのレフティで、シティに所属」という経歴だけでラ・レアル好みと言える。シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は左サイドバックでの起用にこだわっていたが、五輪代表では攻撃を担当し、ラ・レアルでの起用法も後者になるか。 ラ・レアルはアラベスの左サイドバック、ハビ・ロペスを移籍金650万ユーロ(約11億円)で獲得している。ハビ・ロペスは長身でダイナミックな動きができ、左利きの攻撃的なタイプ。おそらく、セルヒオ・ゴメスはアタッカーでの起用になるだろう。ちなみに昨シーズン、後半にレンタルで獲得した左SBハビ・ガランはアトレティコ・マドリードに戻したが、再度レンタルの話を進めているという。また、キーラン・ティアニーはアーセナルに返却された。 ラ・レアルが最優先で進めているのは、ストライカーの補強である。セルロートの放出はあまりに痛かった。アンドレ・シルバはライプツィヒに返却。ウマル・サディクは2000万ユーロ(約34億円)以上かけて獲得したFWだけに、資金回収のためにもレンタルか、交渉次第で完全移籍に。ヘタフェのボルハ・マジョラルとトレードの可能性も出ているという。 マジョラルは、ラ・レアルのイマノル・アルグアシル監督が求めるストライカー像に合う。高く、強く、ポストプレーに長け、昨季はカップ戦含めて17ゴールと得点力も高い。半月板損傷からの復帰なのと、年俸が手取りで470万ユーロ(約8億円)と高く、移籍金も最低1400万ユーロ(約24億円)と値は張るだけに"投資"になるが、実力は折り紙付きだ。 ヘタフェは堅守カウンターのスタイルで、むしろサディクのようなFWがマッチするだけに、マジョラルとの交換はない話ではないだろう。 ラ・レアルは左利きの天才ファンタジスタ、トルコ代表アルダ・ギュレルのレアル・マドリードからのレンタルを目論んでいる。過去にマルティン・ウーデゴール、久保が大成したように、レアル・マドリードからの左利きアタッカーの移籍は相性がいい。ただし、ユーロ2024でスーパープレーを連発したギュレルは引く手あまた。レアル・マドリードも戦力と考えているはずだ。